FXでルールを守れないことの罪と対処の工夫!もう一歩踏み込んだルール作り!

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photo by Phill and Pam

社会の中にある、意味の分からんルールや規則などが嫌で嫌で仕方ない。そんな性格も手伝ってFXの世界で生きている。皮肉なことに、当のFXでは規律を守り通すということが非常に大切だ。

僕自身これを無視して大きな損失を食らったことは数回ではきかないし、ルールを守ることに難しさを感じている人は多いと思う。今回は、FXでルールを作り、それを守り続けることの大切さや工夫について考えてみたい。

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FXでのルール作成から定着までのステップ

始めからキチンとしたルールがあり、またそれに沿った取引ができるFXトレーダーなどいない。いたとしても稀だろう。FX初心者がどのような段階を経て、ルールを作り、守れるようになるかを自分の考えを織り交ぜつつ示してみる。

ステップ1:ちゃんとしたルールをつくらないかんなと思い始める

FX初心者を馬鹿にする気もないし、かくいう僕自身もそうだったが、FXの世界に入ってくる人の8割がたは非常に覚悟が軽い。

「頑張って勉強していくぞ!」なんて気持ちは持ってはいるが、その気持ちは表面的で腹の底に沈んでいないことが多い。

下手をすると、「クリックするだけでしょ?」なんて気持ちを持っている人だっているだろう。どんな世界でも「楽しさ」と「難しさ」に気が付くまでは同じかもしれない。

「ルールが大切だ!」「規律を守ったトレードをしよう!」なんて言葉はブログや書籍などで目にはしているが、覚悟が腹の底に座っていないだけに面倒臭さが勝ってしまう。結局ルールを作るのをさぼる。

そもそもルールを作るための知識も経験もないFX初心者にとっては、面倒臭さが倍増する。そのうち・・・。と思いながらさぼる。

土足で空手道場に入っていって、なめた口をきいたりするときちんとぶん殴ってくれるだろう。だが、FXでは適当にポジションを建てても勝ってしまったりする。

タチの悪いことに連続で利益になったりすることもある。実は、これは目隠ししながらクリックしているようなものなのだが、不幸なことに初心者にとっては実力で手に入れたということになる。

相場にプレゼントは落ちていない。初めの期間で手に入れたお金などはあれよあれよとなくなってしまう。大抵はまぐれで手に入れたお金の数倍(人によっては数十倍・数百倍だろうね)を失う。

「今までのはまぐれだったんだよ。一から頑張ろうね。」なんてメッセージを相場から受け取れた人は、もう一つ深い覚悟を持つことができる。

ムチャなトレードを続けて損失を抱える日々の中、ルールは大切だと徐々に、本気で気が付き始める。真剣にルールを作ろうと試行錯誤するための入り口に立ったと言える。

ステップ2:ルールは作ってはみたものの・・・守れない!

一応一通りの失敗をし、ブログや本を読み漁り、取り敢えずのルールを作ってみる。FXでのルールに正解も不正解もない。自分の失敗経験や成功経験をもとにしたもので、自分の性格にマッチしたものなら人それぞれであるべきだと思う。

どの時間軸をメインにとか、高値・安値を基準にするとか、何pipsで損切りとか、なんでもいいと思う。個人的には高値・安値を基準にするのが一番シンプルで分かりやすいと感じる。まぁでもなんでもいい。

とうとうど真剣なルールが完成する。「おっしゃ!これで頑張っていこう!!」そう思う。不思議なことにルールを作っている最中や出来上がった直後は、これで行けると自分を信じ、気分が高揚する。

ただ、守れない

ロスカットのルールがあるのに、ロスカットするのが遅れたり、できずにお祈りモード全開で祈祷師になる。利確のルールがあるのに、短期的な上下で「はわわ」と動揺し微益で食ってしまう。エントリーのルールもきちんと作ったのに、気がつけば重度のポジポジ病患者に変身している。

自分の決めたことを無視して、損失と共に自己嫌悪に陥る。ただ、これは自分が馬鹿だからとか、意志の弱い人間だからだとか、そういった類の話しでもない。

適切な表現が見つからないが、敢えて言うなら「そういうもんだ!」ということ。人間の性質であり、ある種防衛本能みたいなところがある。人間として非常に正常な反応なので必要以上の自己嫌悪に陥る必要はない。

だが同時に、なるべく早く越えなければならない壁でもある。

その理由は、この段階、つまり「ルールが守れない」ということは物凄い悪いループを繰り返すからだ。

このループはかなり悪質でしつこい。また、ルールそのものを見返せる段階にはないのでなかなか前に進むことができない。

ルールを守るにはどのようにしたらいいのか、そういう点に試行錯誤する時期だ。長くて暗いトンネルのような時期だ。出口なんて見えもしない。パっと見えたと思ったら、またルールを破って吹っ飛ばす。

何とか無事、生き残って出口に到達できたものは次のステップへと進む。

ステップ3:ルールの最適化(変更や追加)

このループを脱出するころには、悲惨な経験や嬉しい経験を一通り経ている。自分のトレードの癖や、どうして利益が伸びないか(あるいはどうすればもっと利益が伸びるか)など、具体的な形で分かりはじめる。

後は記録を残す作業、それを分析する作業などを通してルールの細かい部分を調整していくことになる。

個人的には、この段階になって初めて「金儲け」を意識し始めていいのだと思う。

もちろん天才的な人がいることも認めるし、人それぞれ考え方も違うので個々人での過程も異なるが、みなだいたいこんな感じの経路を経て自分のルールが完成していくのだと思う。

少なくとも僕自身のステップはこんな感じだ。さて、いよいよ本題に入っていく。前置きが随分長くなって申し訳ない。

FXでのルールの捉え方!ルール破りを最小限に抑える工夫


photo by leoncillo sabino

繰り返しになるが、ルールそのものは個々人が違っていていいし、それは当たり前のことだ。実際にトレードの中で得た経験をもとにしており、自分の性格にマッチしたものなら何でもいい。自分の聖杯は自分で築きあげていくしかない。

聖杯探しがやめられない人はこの記事が参考になるかもしれない。

理想的な話しをすると1万回の取引を見返したときに、そのすべてがルールの範囲内で行われていることだ。

ただ、個人的にはそれはあり得ないと考えている。意識的にせよ、無意識にせよ、ルールからはみ出ているトレードはやっぱりある。

例えば、後からトレード記録を見返してみて「なんでこんなところでエントリーしてんだ。おれの馬鹿。熱くなっとる。」とか、無意識なルール違反を見つけることもある。

ルールは100%守られるべきものだけれども、実際にはそうならないし、100%守らなければ利益を上げられないわけではない。

ただ、意図的なルール違反は限りなく0に近づけていく必要がある。意図的なルール違反が常習的になると再び恐ろしいスパイラルを繰り返す危険性があるためだ。

ルールは守られるべきもの」この考え方はトレードの根っこであることは間違いない。ルールを守れないというのはトレードにおいては罪だ。

意図的なルール破りを防ぐ考え方や工夫をいくつか紹介するので、参考になればと思う。

1.どんな時にルールを守らないのかを自覚する

守らなければならないと理解はしているが守れない。大抵の場合は冷静さを失っているというのが原因だ。僕の場合はそう。そこで、どういったときに冷静さを失うことが多いのかを自覚する必要がある。

僕がルールを破りたくなる時はこんな時だ。

1. その日の収支が赤い

2. 理不尽なロスカットを連続で食らう

3. 単発的に物凄いおいしそう(に見える)動きをする

4. ルールをきちんと守って負ける

5. 全く動かない

これらは全てエクセルで記録を残しておくことで解決する。数字のデータを積み重ねておけば、その日の収支を黒くするために、無茶をして出した損失のバカバカしさが理解できる。まったく動かない時にトレードをして出した損失をエクセルのデータで知ってるから、止めたほうが得だと理解できる。

ルールを守っていたらトータルで浮く(あるいは、ばかげた額の損失は出ない)ということを数字の上で理解できる。

記録を残しておくというのは本当に大切だ。時には理不尽に思うロスカットを連発で食らうこともある。ただ、そこで熱くなり、ムチャすることと、諦めて次のチャンスを待つことのどっちが得なのよ。という点を説得力を持って示してくれるからだ。これが腑に落ち、行動として表れてくると非常に強い。無茶なトレードを始めた自分(始めたがっている自分)に気が付いた時点で、自然と不快感が心に広がり始めて、傷口を広げる行為がバカバカしく思えてくる。

記録は絶対に残そう。全てが無理なら少しずつでもいいから積み上げて残していかないといけない。

2.苦手な相場・どんな相場で熱くなるのかを知って様子見

これは上と重なる部分が多い。自分の手法と相場がマッチしない時は必ずある。そんな時もやはり熱くなりやすいので様子見にする。

僕はスキャルピングの場合、薄商いでティックや一分足でピュンピュン上下するような相場は苦手だ。熱くなりやすいのじっと見ておくことにしている。

僕のディトレードでの手法とマッチしない相場もある。そういう時もやはり様子見。

得意な相場・苦手な相場というのはエクセルでは把握しにくいので、僕は画像をワードに張り付けることにしている。

スクリーンキャプチャ―で切り取った画像に、ペイントソフトでエントリーと利確(ロスカット)の印をつける、ワードに張り付ける。利益(損失)pips数とコメントを添える。そこまで時間のかかる作業ではない。5分もあれば完了する。

それらが大量に積み重なっていくと自分の強い武器になる。やはり記録に残すという作業は大切だ。

ここまではどちらかというと理想。苦手な相場を知り、熱くなることを避けるほど相場と親しむには時間がかかる。

そのためには何と言っても生き残らなければならないので、それまでは「補足ルール」作るというのが効果的だ。もちろんコツコツと記録を残しながら。

3.補足ルールとして連続ロスカットの制限回数をルールにいれる

自分の手法とマッチしない相場でいくら頑張ったところで、イライラと損失が積みあがるばかりだ。そうなるとやはりルールを守ることが難しくなってくる。

そこで補足ルールとして、「その手法で連続3回ロスカットを食らったら一度PCを閉じる」等のルールを付け加えておくといい。

僕はディトレードでもスキャルピングでも、その手法で一定回数連続してロスカットを食らったら「お前はもう使ってやらん!」ということで、これも一定期間封印するルールを作っている。

これが良いか悪いかは人それぞれだとおもうが、僕の性格には合ったルールだと思う。よければ試してみてほしい。

4.補足ルールとしてルールを破り始めた時のルールを作っておく

切らされては順行するなんてことがスキャルピングではよくある。自分でも心が少しずつざわざわしてくるのが分かる。

「ごらぁ」っとおもい、普段ではエントリーしないような場所で入ってしまう。自分ではやっちまってるなとわかっていてやっている。

ルールに沿っていないトレードを意図的に行ったとき、その取引が利益になろうが損失になろうが、一度PCの前を離れて散歩に行く。

そういう、「ルールを破ったときのルール」を補足として加えることも効果的だ。気分を入れ替える方法は人それぞれなのでどんな方法でも構わない。

散歩、読書、ふて寝、運動、色々とあると思う。僕は最近ブログにはまっているので、気分を変えたいときは「あ、俺はブロガーだったんだ」なんて思うようにしている。

こういったワンクッションを、ルールに書き加えることで冷静さを保つ助けになったりする。

5.トレードとは関係の無いルールを生活の中に入れてみる

そもそもルールを守れる人にとって、ワンクッションの補足ルールを入れる必要はない。補足ルールをも守ることができない人もいると思う。だから困ってんだという人。

こういった場合はどうするべきか。一つの提案だが、トレードとは全く関係のない日常生活の中で簡単に守ることのできるルールを作って守る練習をしてみるといい。

本当に簡単なルールでいい。ちょっと面倒だなと思うけどすぐにできることが望ましい。

玄関の靴は必ずきちんと揃えるとか、ご飯食べた直後に必ず茶碗を洗うだとか、「あぁ、もう面倒だから後でやろう。」そう言った類のものに対して必ずきちんとする癖をつける。

これはルールを守るということを生活全体で習慣にするということだ。勝っているトレーダーの家がきれいに片付いているなんてことは多い。

FXに限った話ではないが、一流と呼ばれる連中は日常からキチンとしている場合が非常に多い。

最後に、

もちろん、理想はルールを100%守ることだ。ただ、ルールを守れなかったからと言って必要以上に自己嫌悪に陥ることもない。経験の長いトレーダーでもルール外のトレードをしてしまうことがある。

ただ、ルールを守らないという恐ろしさを心の底から知っているということ、また、ルールを破ったときの対処法に関しても経験値が高いと言える。

トレードを始めて数か月のような初心者の場合、今日より明日はルールを守る。今週よりも来週はルール違反を少なくする。そうやって少しずつ進んでいこうとする気持ちが大切だ。

ルールを守れる人は、人よりメンタルが強いからではない。様々な相場を経験し、失敗し、成功し、また失敗し。その中で積み上げられてきた経験と裏付け(統計やチャートの記録)が、ルールを守ることを可能にしているし、また守った方が得だと腹に落ちていると考えたほうがいい。

生き残って、記録を取り、成功・失敗の検証を継続的に行うこと。これこそがルールを守るために必要なメンタルの根底となる。

明日に億万長者になる必要はない。色々な失敗と成功を経験して生き延びればいい。それがトレードを学ぶ自然な方法だ。頑張りましょう!

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ちょっとした反応があると、単純なボクは喜んでしまい、更新頻度とか上がりますw

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