FXでルールが守れない(特にロスカットができない)人のための訓練方法!【ロスカット千本ノック】

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初めに・・・ロスカットは絶対!

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photo by F Delventhal

ディトレードでもスキャルピングでもそうだが、自分のポジションを駆ってから戻ってくるということはよくある。「戻ってくるかもしれない!」という気持ち。これはトレードを難しいと感じさせる原因の一つだと思う。

「戻ってくるかもしれない!」という考え自体は馬鹿げた考えではない。なぜなら実際に9割方戻ってくるからだ。しかし、それが5分後なのか、5時間後なのか、はたまた5年後なのかは誰にも分からない。いづれにせよ、ロスカットをせずに命をつないでも遅かれ早かれ退場に追いやられる。

ということで「ロスカットをする!」というのは絶対的に必要なルールだ。ただ、こんなことは誰もが知っていることだし、頭では分かっている。しかしこれが体に染み込んでいるかどうかは別の話しだ。

「ルールを守る」「規律を大切にする」ということを頭では理解しているので、ロスカットになろうが大抵の場合は心の落とし所もある。

でも本当に些細なこと。相場以外の私生活でイライラしてしまっていたり、不安定な相場に腹が立ったり、または連勝して気持ちがだぶついてしまったり。

そういった事でダムは簡単に崩壊したりする。そう、コツコツドカンである。

ルールを守る」「規律を大切にする」このことが骨身に染み込むまでは結構な時間を要する。

どうしてもルールを守ることができずに、コツコツと積み上げてきた利益を一発で吹き飛ばす。大抵はルール通りに取引できるんだがたまにやってしまうといった人。

そんな人は「ロスカット千本ノック」をしてみてはどうだろう?少なくとも僕にとっては随分と助けになった訓練方法だ。

ロスカット千本ノック!!

野球
photo by uwdigitalcollections

これは他の人のパクリだが(名前は僕が勝手に付けた)、僕はこれを実行しておいてよかったと今になってよく思う。

取り敢えず、「儲ける」という考えは完全に忘れて欲しい。とにかくルールを守り通すということを徹底的に身体に染み込ませる訓練だ。

  1. 方法
  2. 目的
  3. 注意点

を順に書いて行くことにする。

1.ロスカット千本ノックの方法

1日にエントリーする回数を決めておく

先ずは1日に何回取引(訓練)するかを決める。相場の状況など完全に無視してかまわない。とにかく決めた回数の取引をこなす。

どんな荒れ相場でも、どんな様子見相場でも10回と決めたら10回、5回と決めたのなら5回は必ず取引することが大切だ。逆に決めた回数以上の取引もしない。

トレードに割く時間があまり持てない人ならば、1日に2、3回の訓練でもかまわない。ただ、訓練は数を重ねることが重要なので理想としては5回以上はこなしたいところではある。

利確pips数とロスカットpips数を決める

利確とロスカットのpips数を決める。数字はなんでもいい。利確とロスカットを共に2pipsにしてもいいし、3pipsでも構わない。

スプレッド分を利益に加えてもいい。細かい点は各自で変更してほしい。

簡単でいいから記録を残しておく

本当に簡単なものでいい。ノートにその日の訓練によって出た利益と損失を書き込んでほしい。

数行でいいので、文字での記録も残してほしい。相場に対して感じた点や反省点を書き込んでほしい。

また、ルールを守れたと思えた時はぶっちぎりで自分を誉めるような記録も意識して残してほしい。「自分を誉める」というのはかなり大切な作業だ。

これを積み重ねることが正しい行動(つまり規律のある行動)を実践する助けとなる。

これだけを一定期間必ず実行する

とにかく2カ月、3か月と一定期間継続して続けてほしい。僕は2カ月間毎日行った。もちろんこの訓練と並行して自分のトレードを行ってもいいが、これらのトレーニング計画は必ず実行に移してほしい。

2.ロスカット千本ノックの目的

最も大きな目的はルールを徹底的に守り通すことを癖付け、習慣のレベルにまで持っていくこと、ロスカットするということを骨の髄まで染み込ませることだ。

ロスカットと利確を守り通すことを心がけるのはもちろんだが、1日に決めたエントリー回数も必ずこなしてほしい。

「そんなことをしたらアンタ!負けてしまうじゃないか!!」という声が聞こえくる。是非負けて欲しい。ここでは儲けることを完全に捨て去って訓練に集中してほしい。

1000通貨で取引を行えばいい。全てロスカットになってしまってもたかが知れた額である。

むしろ負けたときにもルールを守り通せた自分を誉めてあげてほしい。

3.ロスカット千本ノックの注意点

あまりルールを複雑にしてしまうと、目的がぼやけてしまうのでシンプルなものにすることをお薦めする。回数とpips数、あとはちょっとした記録を残すだけでかまわない。

エントリーポイントのルールを入れてしまうと、決めた回数の取引ができなくなることがあるので決めなくていい。

売りなのか買いなのかも適当で構わない。淡々とポジションを建てて閉じていく中で、「上かな?」と思ったらロングポジションを建てればいいし、「下かな?」と思ったらショートを取ればいい。敢えてルールを入れるなら「短期的な方向性に従う」くらいで十分だと思う。

チャートを開いてすぐに連続でやってしまうくらいでいい。1回、2回、3回! あと7回!という感じで淡々とこなしてほしい。

間違っても勝とうと思わないでほしい。訓練が複雑でストレスのあるものになってしまう。

指標前後はスプレッドが広がったり、大きく滑らされるので避けたほうがいい。

ボラが出ている相場の時は、ロスカット・利確が多少ずれて決済されることもあるが、気にしなくていい。ルール以上の損失でロスカットされることもあるが、ルール以上に利が乗ることもある。結果はどうあれ予定通りのロスカット・利確を行うことだ。

必ず予め決めておいた損失・ロスカットを上回ったら決済してほしい。たとえ、ほんの0.1pipsだけ予定の損失を上回り、どれだけ戻しそうに感じだとしても絶対ロスカットをしてほしい。

僕がロスカット千本ノックから得たもの

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photo by Steven Depolo

すでに述べたが、この訓練の最も大きな目的は「ルールを守る!」ということを身体に染み込ませることだ。だが、その他にも得られるものは多いと考えている。

この訓練を一定期間行なうと、「相場って結局分からないね!」という点を理解する大きな助けとなる。自分のポジションを駆られてから順行することなど頻繁に起こるのでだんだん慣れてくる。利確後に大きく順行することに対しても気にならなくなってくる。つまり、感情的になる度合いを小さく、回数を少なくすることができる。

また、収支はどうあれルールを守り通すことができたという「感覚」を知ることができる。僕はこの「感覚」というのはとても大切だと考えている。

なぜなら、これが身体に染み込むことで、ルールを守らないと(特にロスカットをしないと)気持ちが悪いと感じるようになるからだ。

言葉で説明するのは非常に難しい。「気持ち悪く」なるのだ。例えば、トイレで大きなう〇こをかまして拭かずに出てくるのはとっても気持ちが悪いだろう。いや、例えが汚いしあまり適切ではないな。

毎日靴をキチンと揃える習慣のある人は、玄関で靴がぐちゃぐちゃになっているのを見るとなんだか気持ちが悪くならないだろうか。本棚に本を整理して収納するときに、高さがチグハグだと少し気持ち悪くなる人もいるだろう。そういう「感覚」に近いと思う。

増えていく含み損を見ると、なんだか気持ちが悪くなる。祈るよりもさっさと切りたくなる。このように、ルールを徹底的に守る癖を習慣のレベルにまで高めることはトレーダーとして非常に大きな財産となる。

最後に

これを実行したらといって、すぐにロスカットしない癖が治るわけではなし、ルールを破ってしまうこともあるだろう。また、これだけですぐに勝てるトレーダーになれるわけでもない。そんなに甘くはない。その後も悔しい想いを何度となく繰り返すだろうと思う。

ただ、相場に参加する上で不可欠な考え方の土台を作ることに一役も二役も買う。

トレードではルール・規律を守ることが大切だと言われる。これは、お金を守るというよりも、自分のトレードに対する「考え方」や「哲学」を守ることなのだと思う。その結果として利益は守られ、トータルでのプラスを生む。

もしあなたが時間を割いてでも、トレーダーとして成長したいと切望しているなら試してみて欲しい。多少の時間と労力はかかるだろうが、それ以上に多くのことを得ることができる。そして、いちいち自分ができたことを誉めてあげて欲しい。少しずつ、本当に少しずつトレードが楽しいものになっていくから。

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