良いFXトレーダーは「ダメ社会人」なのかも知れないね!奥義5つ!

社会人として大切であるとされる「行為」や「思考」というのがある。また、社会人としてあるまじき「行為」や「思考」とされているものもある。

こういった「行為」や「思考」についての観念は社会生活を営む上で必要な能力であるとされ、学校教育において、長い年月をかけて個人の内側へと練り込まれていく。あたかも、自分の内側から自然発生的に湧いて出ていると信じ込むことができるくらい深い部分に織り込まれる。

また、学校生活で学んだ「正しい行為」や「正しい思考」というのは、社会人としても称賛されることが多い。逆に「ダメな行為」や「ダメな思考」が非難されることも。

しかし、社会生活から身につけた「正しい行為(思考)」といった観念が、FXにおいても「正しい」かというとそうでもなく、取引の邪魔になったりすることが多々ある。

今回のエントリーでは、社会的人間として「ダメな行為」や「ダメな思考」とされているものに「FX奥義!」という言葉を付け加えながら自分なりの見解を書いていくことにする。社会生活における「ダメ」はトレーダーとしては「良い」だったりすることは多い。

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「奥義!ダメ社会人!」を習得しよう!

先ず最初に、ここで紹介するいわゆる社会人としてあるまじき「行為」や「思考」に大枠で名前を付けてみる。「奥義!ダメ社会人!」とする。(ネーミングが・・・酷いな。)

以下に、この「奥義!ダメ社会人!」の詳細について説明していく。なお、これらの各「奥義!」については、月単位・年単位などの長期的なものではなく、個別の取引や1日単位での取引を念頭に置いて読み進めていって欲しい。

①FX奥義!「すぐ諦める!」

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photo by brian carlson

何かに取り組んでいる際「すぐに諦める」という行為は社会的に見ると非難される対象だ。思い通りにならないとすぐに投げ出してしまう人を見ると「ダメなやつ」と思うだろう。逆に諦めずに粘り強い姿勢は称賛される。

しかし、FXでは自分のポジションが思惑とは逆の動きを見せた時に「すぐに諦める」ことこそが「正しい行為」である。なるべく早くに投げ出してほしい。スキャルピングでもディトレードでもロスカットの早さは常に大切である。

②FX奥義!「よく考えない!」

Thinking... please wait
photo by Karola Riegler

学校や会社で「よく考えろ!」と言われた経験は無いだろうか?じっくり考えたり、1つの物事を理解しようと務めることは「いい行為」とされる。特に学校ではほぼ全てのことに正解が用意されている。辿りつくべき正解(それが例え誤りであったとしても)が存在する以上「よく考える」ことで、その正解を導き出す訓練の場所であり、その努力や試みに対する評価は高い。

では、FXでの正解とは何だろうか?仮に、「正解」というのを「利益になる取引」であるとすると、個々の取引には「正解がない」というのが「正解」であると言える。チャートの動き、テクニカルのサイン、ファンダメンタル等々、値動きの根拠を探し始めると切りが無い。その上、これらそれぞれの要因に対してマーケット参加者がどのような反応を示すかは誰にも分からない。

FXでは、個々の取引において「よく考えない」ことが良い結果をもたらしたりする。「よく考える」という事をし過ぎてしまうと過剰な期待や恐怖を生み出し、結果的にエントリーすべきポイントで指を咥えたりしてしまう。FXを始めて間もない初心者がビギナーズラックで連勝することがある。この大きな理由の一つとして、「よく考える」ための材料を知識として持っていないからからだといえる。つまり、「よく考える」ことが事実上不可能なので、期待や恐怖も少ないのだ。

上がってるので買おう。下がっているので売ろう。こういった流れに反応するほうが功を奏し易い。誰にも分からないことについて「よく考え」ても分からないものは分からない。シンプル・イズ・ベストなのである。

③FX奥義!「希望を持たない!(期待しない!)」

HOPE
photo by Rupert Ganzer

希望や願いというのは、何かを成し遂げるためにとても大切な概念だと思う。到達するべき目標に向かうための大きなエネルギーになるからだ。

FXで個々の取引を考えた時には「希望」という言葉は非常に恐ろしい結末への入口となる。奥義の1つ「すぐ諦める!」の「すぐ」という部分を困難にするからだ。この「すぐ」の部分を実行に移せない場合、「諦める」という部分にも影響を及ぼし始める。つまり、現実から目を逸し、文字通り塩っ辛くなって手のつけようのない塩漬けポジションと共に地獄のような期間を味わうことになるのだ。

「希望」や「期待」は捨てよう。「すぐ」には切れなくても「諦める」は必須である。巨額の損失は常に少額であった時期がある。

④FX奥義「八つ当たり!」

Jumping Side Kick | John Ragai | Sekinchan
photo by John Ragai

内的要因であれ、外的要因であれ、何らかの障害により物事が思ったように進まない。そんな状況で時に人は「八つ当たり」をしてしまうことがある。これは社会人として「良い行為」ではないといえる。

しかし、僕にとってこの奥義は十八番である。机を蹴っ飛ばしたり、パソコンの画面に罵声を浴びせたりと社会人としては非常に恥ずかしい行為を頻繁に行う。

自分を切り落としてから順行していくチャートに向かって、「はぁ?オイこらクソビッチがぁ!ボケたことしてんちゃうぞハゲこら!」ととってもダメな言葉使いで罵倒する(実際はもっと酷い言葉遣いだが)。

僕にとって「八つ当たり」の目的は変なモヤモヤの蓄積を防ぐことにある。この変なモヤモヤを溜めると非常に厄介なことになる。少しずつ心の中で積もっていき、いつかどこかで飽和状態に達し無茶苦茶なトレードとして現れるのだ。

勿論、相場がどうあれ損失の全責任は自分自身にあることは認識している。実は「ぼけ」とかは思っていない(いや、思ってはいるか・・・)。ただ、表面的な自己表現としてストレスを吐くことは大切だ。個人的な考えだが、無理矢理に自分の感情を押し殺すことはあまりお勧めしない。ムカついたなら、ムカついた自分を許容して、何らかの形で表現することが大切だ。すると少しガスが抜けたりする。

とはいえ、人に迷惑を掛けない方法で、かつ自分が怪我をしない程度の「八つ当たり」に留めておこう。

⑤FX奥義!「ふて寝!」

sleeping cat
photo by Ana Sofia Guerreirinho

嫌なことがあっても、授業や仕事の最中に「ふて寝」をするのは間違いなく社会通念上「正しい行為」とは言えない。努力して解決するべきでこそあるが、投げ出し不貞腐れて寝るなんてダメよ!ダメダメ!である。

しかし、これこそが今回の「奥義!」の中では最強であると僕は考えている。エントリーしてはロスカットにかかる。いつもとは勝手の違う相場に戸惑いイライラが募る。ここで「奥義!ふて寝!」を実行に移せるトレーダーはかなり強い。なぜなら常に少額の損失で抑えることができるだけでなく、自分の規律が乱れ始める前に相場から離れることを可能にしているからだ。

損失を最小限に抑えたままトレーダーとしての自尊心を維持することの価値は計り知れないくらい大きなものだ。一日の赤字を無理矢理ねじ込んだポジションによって黒くすることとは比べ物にならないくらい価値がある。

まとめ

上記に紹介した「奥義!ダメ社会人!」は、実際に行動に移すとなるとなかなか難しい。だが、いちトレーダーとしては「手法」そのもの以上に、FXにおけるテクニックであると考えている。

なぜなら、これらの奥義が「規律を守る」ということを助けているからだ(「規律を守る」というフレーズ自体はとっても良い社会人らしく聞こえる点は興味深い)。

これらの「奥義!」は、僕自身が相場を通して経験した様々な損失の基に成り立っている。ここで紹介した「奥義!」があなたの「奥義!」であるとは限らない。つまり、人それぞれの「奥義!」があるのだと思う。

しかしいずれにせよ、相場そのものに関する技術を学ぶ上で欠かせないのが生き残るということであると考えると、相場以前に自分自身をどのようにコントロールするか、つまり、いかに自分の規律を維持するかという部分の経験値を積む必要があるのは間違いない。

毎日トレードをしていて思うことがある。それはトレードとは常に自分自身との対峙だということだ。縦横無尽に動きまわる値動きに対して、僕たちはいつでもその利益と損失のゲームに参加することができる。大赤字はそっくりそのまま大黒字であった可能性を含んでいる。いつ始めるか、いつ終えるか、あるいは始めないか。全てを自分で決定し行動に移すゲームなのだ。

そんな中で自分というものを疎かにしていたら、どんなに炯々とした聖杯を手に入れても使い物になるわけはない。自分と向き合いながら、自身のコントロールに関する経験値を積むと同時に、相場そのものについての技術を磨いていけばいい。

種があるかぎり、明日も相場と共に歩むことができる。ゆっくり歩めばいい。

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