【為替コラム】失敗を重ねて負けパターンを減すという成長もある

最近昔のトレード日誌を見返していた。特に文字による記録は読んでいてある意味面白い。なんというか、とっても涙ぐましい。

記録の中に特によく出てくるワードがある。それは「またやっちまった!」である。似たようなところで似たような失敗を何度も繰り返している。ページを先に進めると、さすがに脳みそツルリンコの僕も自覚し始めているようで「これさえ無くせば勝てる!ルールをしっかり守ろう!」と書いてある。そんな言葉も虚しく更に幾つかページをめくると再び類似した失敗が書かせた叫びのような文字に出くわす。

FXはどうすれば勝てるのか?その考えに捕らわれ過ぎると忘れがちになることがある。それは自分が出した損失から学ぶということ。今回は「負けパターンを消す」という点に焦点を当てて考えてみる。

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自分が叩きだした損失のボスは誰なのだろうね?

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photo by 401(K) 2012

失敗してもいい、いやむしろ失敗するべきだと思う。その理由は色々な種類の負け方を経験することが出来るからだ。トータルでの赤字の原因となっている負けパターンを見つけ、排除した結果としてトータルで浮くというのは非常に合理的かつ理想的な成長の仕方だと思う。

つまり、失敗を活かしましょうということ。数字でも文字でもチャートでもなんでもいいのだが、記録を付けていくと「またやっちまった!」の原因を見つけだす手助けとなる。焦る必要はない。自分が必要だと感じる方法で記録を残して、1つずつで構わないので赤字キングを探しだして欲しい。そしてもっと重要なのは、赤字キングが生まれるきっかけを見つけ出すことだ。

失敗の種類はたくさんあるし、各トレーダーによって悩みどころも異なると思う。また、赤字キングが複数個いる場合もあると思う。僕には何人かいた。そう、デスピサロ並みの赤字キング達に取り囲まれるのだ。おぉこわっ!

僕が飼っていた(?)赤字キングを1人紹介する。

①ルール通りエントリ

②切られて順行(は?)

③再度ルール通りエントリ

④再度切られて順行(お?おおぅ?)

⑤再々度ルール通りエントリ

⑥逆行するが切らない(はいはい、戻ってくんでしょ)

⑦更に逆行で難平(はいはい・・・・・)

⑧更に逆行で難平(・・)

⑨更に逆行で難平(;´Д`)ハァハァ

⑩更に・・・・(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) オトーサンヤメテー!!

こういう失敗が普段の10倍とか20倍とかの損失になっていたのでトータルで浮くはずがない。逆にこういうところを取り除けるだけで少なくともトータルの大負けは無くなると確信する。デスピサロをカンダタくらいに抑えられるとかなり収支は落ち着いてくる。

どういう相場状況で「(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) オトーサンヤメテー!!」状態になりやすいのかを把握することは大切だ。「またやっちまった!」の時はどんな相場の時が多いのか、レンジ相場の上下でやられてはいないか、要人発言での上下に巻き込まれたのか、逆張り・順張りやメインとしている時間軸など手法はそれぞれなので相場自体は異なるかも知れないが、自分自身の負けパターンを見つける努力をしてほしい。そして、それらを排除すればどういう収支になるのかしっかりと頭に叩き込んでほしい。

結局のところ精神的な負けパターンが大きいと思う

Meditating
photo by shankar s.

ただ、これは失敗を自覚する段階に過ぎない。失敗の原因を表面的に知ることと、実行することは別の話だ。ここでの表面的な失敗とは「ロスカットできなかった」や「難平してしもた」だ。失敗を活かすためには何故「またやっちまった!」のか、その根本的な犯人を排除する必要がある。

上記した赤字キングは数ある失敗パターンの一つだった。その他にも叫びたくなるような悲惨な失敗は複数ある。しかし、いずれにせよ、僕の赤字キングたちはある共通点を抱えていた。それは「◯◯なはずだ」や「取り返したい」といった考えが、失敗のかなり初期の段階で存在していたということだ。そしてこの考えと事実が逆に向いたときに熱くなってしまい「ロスカットできない」と「難平してもた」が発動し、「またやっちまった!」の完成となるのである。

ダクダクと滝のように落ちていくのを見て「下のはずだ!」と売ってみる。それ自体は正解も不正解も無いのだが(誰にも分からないから)、「◯◯のはずだ!」といった決めつけに心が支配されるとロスカットがストレスでいっぱいになり実行に移すのが困難になる。また、「取り返したい!」と少額の損失を黒くするために自分の都合全開でねじ込まれたポジションもストレスと損失を生み出す。取り返すための難平は取り返すため更に数ヶ月を要するような損失を叩き出すしたりする。

僕の場合は「はずだ」や「取り返す」といった精神的なモヤモヤが、全ての大きな損失の出発点だった。こいつらこそが「またやってしまった!」を幾度となく行動に移させる真の犯人だと気が付いた。

こいつらを排除することが大きな損失を無くす一番の近道であることは間違いないのだが、自分の精神的な態度に関わる話なので工夫と継続的な努力が必要となる。

自分のトレードスタイルを考えたときに、どのような相場状況で大きな赤字を叩き出す行動に出てしまうのかを知ること。その状況に遭遇したときにどのような対応をするべきなのかを前もって決めておくこと。前もって決めていた行動を実行できたのかどうかのチェック。実行できたのならそれを習慣として身に付けるための工夫はないだろうか?

といったことを、模索し、試行錯誤していく中で徐々に自分のトレードスタイルというものが安定して具体的なものになる。そういうものだと思う。

エントリのポイント、利確やロスカットの基準も大切であることは言うまでもないことだ。しかし、赤字キングの真の原因として認めざるを得ないのは負けパターンが起こる時の思考回路だ。これらに真剣に対峙し、あれこれ頑張って取り組む中で少しずつ損失の額が安定していくと同時に、相場自体に対する考え方も養われていく。その結果としてある程度安定したトータルでの利益が得られるのだと考えている。

最後に

負けパターンの具体的な行為を認識すること。そしてその行動が起こりやすいような相場状況を発見すること。更にはその相場状況に遭遇した時に取る作戦と実行能力。自分の失敗からこれらを学ぶことでトータルでの収支はとっても目に優しいものとなる。

正直に言うが、僕もたまにやってしまうことがある。自分の気持ちが相場に対してニュートラルでいられなくなり熱くなってしまうこともある。

ただ、今の「またやっちまった!」はデスピサロではなく間違いなくカンダタである。つまり、かなり損失の小さい段階で自分の心やトレードを修正することが出来るようになった。その結果としてトータルでは黒くなる。

ただ、このカンダタを排除すればもっと儲かるやないか!と言うのも自覚しており現段階はこの辺と戦っていると言える。

FX初心者の方や頑張っても勝てないと苦しんでいる方に特に伝えたいことがある。それは、トレーダーは経験の浅い深いに関わらず、皆その時々の課題を抱えているということ。

焦らずに今自分が抱えている課題を見つめてほしい。そして一つ一つその課題を乗り越えるために努力し試行錯誤していってほしい。トレーダーによって、ある種のレベルと言うか段階といったものはあるだろうが、それぞれが皆課題を抱えて頑張っており「またやっちまった!」ということもあるのだから。

ゆっくり、焦らず、怠けずに、その時その時の壁と向き合いながら生き残ればいいのだと思う。そうやって少しずつ自分が負けパターンにハマる回数を減らしていき、負けパターンが起きた時でも傷口が浅い段階で反省できるようになる。

もう一度言う。ゆっくり、焦らず、怠けずにその時の課題と向き合い続ければいい。

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ちょっとした反応があると、単純なボクは喜んでしまい、更新頻度とか上がりますw

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