【FX用語集】スキャルピングとは?メリットとデメリットも合わせて!

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photo by Satoru Fujiwara

アメリカの先住民インディアンが敵の頭皮を剥ぐという嘘か真かよく分からない語源を持つスキャルピング。頭皮を薄く剥ぐことから短期取引で微益を積み重ねる取引手法の名前として定着した。今回はスキャルピングについて僕なりの見解を示していくことにする。

目次(大見出しのみ):

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FX用語集:スキャルピングとは?

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photo by Allan Ajifo

スキャルピングといっても明確な定義などない。あるトレーダーがスキャルピングをしていると言うなら、それはその人にとってはスキャルピングである。ただ、僕が日々ディトレードやスキャルピングをしていく中で、やはりそれらの区別はある。僕にとってのスキャルピングは以下のようになる。

数秒から長くて数分で完結される取引!

その時の相場状況にもよるが早い時はほんの数秒で取引を終える。ブレイクアウトでのひと波で利食うこともあるし、ポジションを立てた直後に「あら?」と感じた時は建値ですぐにロスカットということも多々ある。長い時間足で方向感がある時は少し長めに持つこともある。とはいえ、長くても10分程度だし非常に稀なケースである。

1分足とティックでエントリーとエグジットを探る!

短期トレンドに順張りというのが僕のスキャルピング手法の主なものだ。100%ではないが、エントリーする場合には1分足とティックで引き金を引く。利確についてはそのときの相場次第なので難しいところ。正解など存在しない。

スキャルピングを模索しているFX初心者の方には順張りをおすすめする。もちろん、順張ったとしてもボラと方向感のない相場などでは、利益が乗ってもすぐマイナスに転じることもよくある。コツコツとロスカットをしていく中で微損が積み重なって辛い時期もある。

しかし、順張りを徹底しているとおいしい相場で大きな利益を得ることが可能となる。逆に、相場の経験が少ない逆張りスキャルパーは定例コツコツボカンの刑に処されることが多い。

スキャルピングはロジックよりも感覚がものを言う!

スキャルピングではロジックよりも相場の雰囲気を感じ取る感覚が重要であると考えている。もちろんスキャルピングのルールは存在するし、それらを常に順守するよう心掛けてもいる。

ただ、様子見する相場なのか、それともガンガン攻めるべき相場なのか、この辺りの判断は相場の雰囲気をどのように捉えるかが物を言う。言い換えると、旨味のある相場だと判断した上でルールを適応するかどうかを決定する能力が大切なのだ。

後述するがボラが少なくコスパの悪い相場では、頑張ってもトントンに終わることが多いのであまり手を出さないようにしている。

兎にも角にもロスカット命な手法!逃げ足早めでおねがいします!!

どの手法にも言えるがロスカットは命である。特にスキャルピングではロスカットの早さは欠かせない。ポジションを掴んだ時に「あれっ?」と思うことがある。建値で即座にロスカットできるのが理想だ。ボラのある相場で順張りをしていればスプレッド分などあってないようなものだ。とにかく逃げるのだ。更に順行しようものならもう一度入り直せばいい。

僕は順張りのスキャルパーだ。短時間で利が乗りやすい反面、掴んだところが底(天井)である場合も少なくない。ロスカットが遅れるとコツコツと積み上げた利益を1回のトレードで失ってしまうことになる。最近は大抵のFX会社で、ポジション保有時に、自動で損切り幅を設定できるのできちんと設定しておこう。最悪でも浅めの傷でワントレードを終えることはスキャルパーとしては必須である。

スキャルピングは回数多め!メンタル維持がキーとなる手法!

取引回数が多いこともスキャルピングの特徴である。ディトレードで熱くなることはあまりない(もちろんムカつくときもあるが)。しかし、スキャルピングは回数をこなすという性質も手伝ってかポジポジ病を発症しやすい印象を持っている。

小さな損失を取り返すため無駄なポジションをねじ込み、必要以上に損失を大きくしてしまう。初心者スキャルパーは何度もこれを経験することになる。熱くなってポジポジ虫が顔を出しやすいので、メンタルをいかに維持できるかがキーとなってくる。

スキャルピングのメリットとデメリット

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photo by Manuel Bahamondez H

なんにでもメリットとデメリットはある。一般的なFXサイトで書かれている項目とは異なるものもあるが、僕が実感しているスキャルピングのメリットとデメリットを列挙していく。

メリット1:悪い夢を見ずにすむ!

日を跨ぐ取引では寝ている間もポジションを保有している。FXを始めて間もないときはよく夢を見た。夢の中では自分が大金持ちになったり貧乏になったりするのだ。

しかしスキャルピングでは、ポジションを持ったまま床にはいることなどない。その日のトレードを終えたなら、相場に対して無関心でいられることは精神衛生上小さくはない。トレーダーの性格が関係する部分だと思う。もちろん損失を出した日は気持ちのいいものではないが、状況がそれ以上悪化する可能性からは逃れることができる手法である。

メリット2:回数をこなすので相場に対する経験値は比較的早く積み重なる!

スキャルピングでは一日に何度もポジションを建てては閉じる。回数をこなす分だけ類似した反省点を見つけやすい手法であると感じる。短期間の内に、何度も同じ失敗を繰り返すことができるので乗り越えるべき課題が明確になりやすい。

FX初心者の内からデカイ玉でポジポジしていたら破産も早めであるのは言うまでもないことだが。

メリット4:有事の動きに旨味あり!

数日・数週間くらいの間ポジションを保有している時に、ポジションが逆に向き始めたらヤキモキする。特に地政学的なリスクが意識される時期は「ハヨモドシテクレーー!」と思うだろう。

ここに何らかのニュースが舞い込んできて、更に節目を割るような動きが起きたら長期保有組は逃げろ逃げろの大合唱で相場は短期的に大きく動く。スキャルピングの旨味は長期保有組が悲鳴を上げている最中である。悲鳴とともに出来上がった短期トレンドは短時間で大きく利益が乗る相場だ。

テレビのニュース等で「リスクオンでどえらい下げました!」と悲観的な報道などがあると、友人から「大丈夫なの?」と尋ねられることがある。大丈夫どころか涎が出るほど旨味がある。

デメリット1:チャートに張り付いてないといけない!

ディトレードやスイングなどでは、ある程度の放置プレイが可能だ。つまり、仕事をしていようが遊びに行っていようが利益を得ることができる(もちろん損失も!)。ショートポジションを保有していて滝のような下落が起こったなら、その下落分の評価利益が乗ることになる。

しかし、スキャルピングではその瞬間の目撃者である必要がある。その日のトレードを終え遊びに行っている間に相場が大きく動いたら、旨かったであろうチャンスを逃したということになるのだ。

デメリット2:スプレッドを考えるとコスパは最悪!

普通に考えても理解し易いことだがコストパフォーマンスは悪い。数pipsの値幅を得るのに、最小でも0.3pips(2015.03.19現在)のマイナスからスタートするのだ。10回トレードしたら、3pips以上の値幅を取らなければマイナスということになる。

ボラのない相場では良くてトントン!ということもよくある。相場のボラティリティを判断し、スプレッド分の不利益ができるだけ薄まる相場でなければ旨味はない。

デメリット3:なるべく早いネット環境が必須!

ロスカットの素早さが大切なスキャルピングでは、サクサク快適なネット環境が必要となる。ディやスイングではタブレットやノートパソコンをwifiに接続して外でトレードする人もいる。スキャでそんなことをしていい事があった試しがない。

いい所でポジションを建てたつもりが回線のせいで約定が遅れることもある。決済の場合も同じことが言える。トレード中にネット回線に不具合が起こることもあるので、メインの回線とは別にwifiとiPadを近くに置くようにしている。即座にiPadからアプリを開きポジションを閉じられる環境は不具合に対応するために必要だ。

デメリット4:FX会社に嫌がれて口座凍結の恐れも!

個人的はこれこそが最強のデメリットであると考えている。国内のFX会社は短期間に顧客がボロ儲けしてしまうと口座凍結の荒わざに出る。特に回数をこなすスキャルピングはサーバー側に負担が多いようで嫌われるのだ。

投機の世界でボロ儲けを目論むことができないというのはかなりつらい。すこし余裕のある生活ができる程度なら問題は無いが、大金持ちになりたいならFXでのスキャルピングは厳しい。とは言え、海外口座の広いスプレッドでは儲かる相場はかなり限られてしまう。

ちなみに大損はオッケーだ(笑)FX市場はまだまだアコギな世界なのだ。

スキャルピングに適した通貨ペア!

Currencies of the Jedi
photo by amateur photography by michel

スキャルピングではスプレッド分の不利益を薄める必要がある。そのため必然的に通貨ペアは限られる。個人的には、スキャルピングを行う通貨ペアはドル円とユーロドルのみである。その内ドル円が9割、ユーロドルが1割程度になっている。

ドル円のスプレッドが最も狭いことを考えると、ドル円にボラと方向感がある相場というのが旨味のある相場であることは言うまでもない。

スキャルピングに適したFX口座2つ紹介!

僕がスキャルピングを行う際、実際に使っているFX会社も紹介しておく。取引環境で無駄なストレスを省くことができるので是非参考にして欲しい。おすすめ順での紹介としておく。

DMM FX

スプレッド(2015.04.07現在)
ドル円 → 0.3pips

ユロドル→ 0.5pips

スキャルピングを行うなら断トツでお薦めだ。約定もサクサク早くストレスが少ない。取引の頻度に応じてポイントのキャッシュバックがある点も魅力だ。

外為ジャパン

スプレッド(2015.04.07現在)

ドル円 → 0.3pips

ユロドル→ 0.5pips

こちらも約定はサクサクスムーズ。

最後に・・・

「スキャルピングはリスクが少ない!」と書いてあるFXサイトもある。バカバカしい記述である。スキャルピングでも枚数を上げれば十分に大きな取引は可能となる。どんな手法でも、リスクを管理できるかどうかは投機家自身に委ねられている。

スキャルピングであれ、ディトレードであれ、スイングであれ、どれも一長一短である。各手法の長所を活かすには、トレードというフィールドにおける自分の性質を知る必要がある。手法と性格がチグハグだと、損失を受け入れられなくなりメンタルが壊れやすくなるからだ。

相場の経験が浅いFX初心者は、そのフィールドにおいて自分が何者であるのかを知る必要がある。つまり、損失や利益に対して、どのように反応し行動しているのかを熟知しなければならないのだ。当然、経験を積むには生き残る必要がある。ということはやっぱりロスカットが大切なのだ。と毎回このブログで書くことを明言しつつ、スッキリと当エントリーを終える。

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ちょっとした反応があると、単純なボクは喜んでしまい、更新頻度とか上がりますw

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