FXについて、「分かる」と「分からない」に分けて語ってみることにする

相場がどのような動きをするのか、究極的には分からない。それは間違いのない真実だ。だとしても、FXをしていて「分かる」部分もある。つまり、全くの闇ではない。

「分かる」には、ある程度の認識が可能という意味や、成長するに連れて「分かってくる」という領域もあるが、ザックリと「分かる」でくくってみることにする。

ということで、FXについて「分かる」と「分からない」を分けて語っていくことにする。

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FXを「分かる」と「分からない」に分別しながら語ってみる

文章としての分かりやすさを保つために、1つ1つのテーマに関して「分かる」と「分からない」に言及することにする。

指標についての「分かる」と「分からない」

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photo by cesar bojorquez

指標についての「分かる」

指標について分かることはなんだろう。「いつ」「どんな」指標が発表されるのかは完全に把握することができる。

いつ指標が発表されるのかは1秒の狂いもなく分かる。大抵、FX会社のウェブページには「指標カレンダー」なるページがある。個人的には外為どっとコムみんなの外為を参考にしている。

文字通り1秒の狂いもなく発表されるので、1秒の狂いもない時計があったほうがいい。スマホに標準で付いている時計アプリでもいいし、僕はNHKの時計アプリを使用している。

iOS:NHK時計
Android:NHK時計

どんな指標が発表されるのかについて、「みんなの外為」の指標カレンダーは、★の数で重要度を示してくれているので初心者の方は参考にするといいかもしれない。

指標は同じものが周期的に発表されるため、個々の指標について、どれくらいのインパクトがあるものなのかもある程度は「分かる」といっていい。インパクトの強弱によってスプレッドの開き方や値動きの大小はある程度予想できる。例えば、FOMCやアメリカ雇用統計などのインパクトは強烈である。

指標についての「分からない」

当然だが、発表される数値は分からない。また、発表された数値がなんであれ、相場の動きがどうなるのかは分からない。

アメリカの指標がポジティブなものであってもドルが買われるのか、あるいは買われてもその流れが続くのかは誰にも分からない。ネガティブ、ポジティブ、サブライズかどうかを含め、全ては相場にあるエネルギーに委ねられる。

個人的には、指標の数値は見ない。発表されて数十分か1時間後くらいに何となく確認する程度だし、そのほうが妙なバイアスを取り入れなくて済む。

要人発言についての「分かる」と「分からない」

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photo by Andrew Steele

要人発言も「分かる」と「分からない」がある。

要人発言の「分かる」

G8やG20などの予定されている会議なら開催次期と期間は分かる。また、主要な議題についても事前に把握することが可能だ。

議題が金融関係であれば、要人発言で大きく短期的に動いたりするので、突発的な動きが起きても「あぁ、誰か何か言ったな。」と落ち着いて相場を眺められる。

要人発言の「分からない」

もちろん世界の要人たちは、こういった会議以外にも発言をする。こんなものは分からない。

また、どの要人が何を発言しようが相場がどう動くかは分からない。

どこら辺でぶっ飛びやすいのか(節目)の「分かる」と「分からない」

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photo by Stefan Baudy

指標や要人発言以外で、いわゆる「節目」では相場が大きく動くことが多い。「節目(抵抗)」にも「分かる」ことと「分からない」ことがある。

節目(抵抗)の「分かる」

100円や110円(あるいは1円単位でも)などの数値的に切りの良いポイントは節目として目処を付けることができる。

また、何度も跳ね返されている価格帯も節目としての目処を立てることができる。ロングとショートがせめぎ合う場所。

ここを勢い良く突破する時には、逆のポジションが手仕舞われるのも手伝って、かなりのエネルギーが働く。ブレイクアウトというやつだ。

つまり、「ココが節目になりそうだ。」や「ココをぶち抜くときは美味しそうだ。」というのはある意味で「分かる」範囲であると言える。

節目(抵抗)の「分からない」

自分が「節目になりそう」と感じているポイントが実際に、それらしく機能していたとしても、その節目でぶっ飛ぶのか、それとも叩かれるのかは分からない。

そして実際にぶっ飛んだとしても、どこまでぶっ飛ぶのかは分からない。一発で物凄い上昇(下落)を見せるかもしれないし、ちょろっとぶっ飛ぶ様子だけ見せてすぐに戻ってくるかもしれない。

トレンド(上がってるのか・下がってるのか)の「分かる」「分からない」

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photo by zeevveez

トレンドにも「分かる」と「分からない」はある。トレンドを上がっているのか、下がっているのかのみで捉えるかどうかは個々人の認識があっていい。短い時間足をメインに取引するトレーダーなら、トレンドとは「短期トレンド」だけという人もいるだろう。

ここでは、上がっているのか、あるいは下がっているのかでザックリと「トレンド」ということにする。

トレンドの「分かる」

ある基準さえ決めておけば、上なのか下なのかは「分かる」。ただ、トレンドの「分かる」は少し特殊な気もしている。なぜなら、上か下かの基準は自分で勝手に決めるしかないからだ。

この抵抗を上に抜いてきたら「上がっている」ということにして、次も切り上げて行くだろう。などなど勝手に決めるしかないし、勝手に決めて「分かる」ということにするしかない。

どういった波で上がっている(下がっている)のかも分かる。大きく動いたあと、ある程度戻ってきてから再び順行を始めるのか。あるいは、ジワジワと切り上げ(切り下げ)が起こっているのか。大して戻ることもなく、小さな揉み合いの末に再び抜いてくるのか。

こういったパターンはチャートから「分かる」し、次の波も似たような形を作ることが多い。

トレンドの「分からない」

切り上げ(切り下げ)が起こっている限り、もう一度その方向に向く可能性が高い。ただし、いつそのトレンドが終わるのか、どこまで続くのか、ヨコヨコになるのかは誰にも分からない。

自分の認識・行動についての「分かる」「分からない」

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photo by Jason Eppink

自分の認識や行動についての「分かる」と「分からない」もある。この点に関して、いかに「分かる」を増やしていくかがトレードをする上での肝にもなる。

自分についての「分かる」

何度となく「うんぎゃぁ~~~!!!」という経験をすると、どういう状況や行動が「うんぎゃぁ~~~!!!」を生み出しているのか「分かる」ようになったりする。

理不尽(だと自分が思っているだけ)なロスカットを食らうと不快な気持ちになる。不快な気持ちが心を覆いそうになっているのが「分かる」。

自分の心がトレード以外のところで行動として現れることも認知できる。僕の場合は、不快なときはクソ長い髪の毛をくるくると指で巻き始める。まるで口説かれたがっている女子のようだ。逆に調子のいい次期は、口数が極端に増えたりする。

不快な気持ちが溢れそうな時や、調子が良すぎて心が緩んでいる時。「うんぎゃぁ~~~!!!」のスタート地点は往々にしてこの状態にあるので、ふて寝をしたり、トレードをお休みしたりするようにしている。つまり、自分のコントロールの部分も「分かる」。正確には分かってくる。

自分が取るべき行動についても、実はFXトレードを始めて数ヶ月くらい勉強した時点で知識としては分かっている。

自分についての「分からない」って結構多い

自分について「分からない」部分も多分にある。「うんぎゃぁ~~~!!!」こそないにしても、今でも「んぐぁ!ヤッテシモタ・・・。」と不必要な損失を叩くことがある。

自分のことというのは、認識や行動を含めて分からないことも多い(多分自分で思っている以上に)。つまり、実際にどのような行動に出るのかは分からない。

ただ、経験を積むにつれ「分かる」ことが増えてくるし、その「分かる」ことに対して自分の行動をコントロールするための方法にも長けてくる。

相場で長生きすることはバカにできないのだ。

損失については「分かる」しかなくていいし、利益は「分からない」があってもいい

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photo by qthomasbower

自分の手法やルールがどうあれ、損失については常に「分かる」ことが必要だ。分かっている損失に到達したら、切るしかない。

利益には「分からない」があってもいい。「ダウで永遠と付いて行きますねん!」という人にとってはどれだけ利益が乗るかは分からない。
「しっかり利食いしますねん!」という人にとっては利益は分かるだろう。どっちでもいい。

最後に

相場についての「分かる」と「分からない」。この記事を書いていて、上記したもの以外も含め「一冊本かけるな・・・。」と思うくらいある。

最後にもう一つだけ「分かる」こと、トレーダーが一番心に落としこむべき事実で当記事を終えたい。

「(相場は)分からない」という事実は、どこまでも深く「分かる」必要があるということ。それが本当の意味で分かっているなら、ロスカットの重要性は考えるまでもないから。

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