FXでの損失について直径を使って考えてみる。執着の芽

FXではロスカットが大切と言われる。これは僕のトレードにおける信念でもある。切っときゃ死なないのだ。

ただ、「ロスカットが大切!」「資金管理が物を言う!」という類の話は言葉では伝わりにくいし、書く側としてもつまらない。そこで、今回は「損失」をおかしな角度から眺めてみたいと思う。「損失直径」という概念を創作して「損失」そのものについて考えていけたらと思う。

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FXの損失には個々に直径があると思ったりしてみた

FXをしていると自分が何度も犯す「悪癖」に気が付く。ロスカットが遅れる、無謀な難平、ポジポジ病、取り返したいという衝動、無理に枚数を上げる・・・etc、などなど色んな「悪癖」を挙げることができる。

ところで、理想的なロスカットというのをこんな感じで表してみる。
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丸っこいやつの下にある数値は直径と思って頂けたらよい。「1」である。10回ロスカットを食らっても「10」だ。当たり前だな。

では、「ロスカットが遅れてしまった。」というのはこんな感じか。
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「2」だ。反省はすべきだが別段痛くはないとも言える。

では、「難平」して「ロスカットが遅れてしまった。」らこんな具合か?
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「難平」が良いか悪いかはさておき、結構ダルめの額になる。「3」だ。

ではでは、「難平」しつつ、「無理に枚数を上げ」つつ、「ロスカットが遅れてしまった。」ら?
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「4」としよう。(多分もっとヒドイと思うけど・・・)

そして更に、「難平」しつつ、「無理に枚数を上げ」つつ、なんやかんやその他の「悪癖」のオンパレードで、しまいに「ロスカットしませんねん!」ということになると。
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直径の値は「X」ということになる。そして「X=強制ロスカット」である。2ちゃん市況などで「オワタ」系の激しい叫びは「X」付近での心境なのだろう。

上の図は例えで挙げただけで、悪癖の組み合わせや、直径の値などはどうでもいい。それぞれの程度の違いこそあれ、複数の悪癖が組み合わさって「X」に到達する。「Xデー」はロスカットを実行しないかぎり必ずやってくる。

20個の損失直径を並べてみたりしよう

次に、個々のトレーで表現される「損失直径」を並べてみることにする。図を書くのが辛かったので20個の「直径」で表現する。

理想的なトレーダーの「損失直径群」はこのようになる。
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美しい。ほぼ同様の直径が並んでいて規律を感じさせる。

少しだけ理想から外れた損失群の様子を見てみよう。
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相場の見方に関して、自分の悪癖に関して、しっかり認識できているものの、たまに少しダルい損失を出してしまう。

上記の絵ほどに自分の悪癖をコントロールできない状態。
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ゴチャゴチャし始めている。

「ええぇ?あば?もう訳わかりませんねんFX!」という状態。多くのFX初心者はこうかもしれない。
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FXでは、たった一つの「X」はいづれ退場に追いやられることを意味している。お疲れ様でした。

20回のロスカットで、「20」の損失を出すのと「50」・「100」・・・「X」の損失を出すのではトータルで考えるとおぞましい程の違いが出る。

たとえ「20」で済ませてもトータルで浮くかどうかは相場状況も関わってくるだろうが、相場の状況は自分自身でコントールできる領域ではない。コントロール可能な「損失」という領域をいかに美しく整えるかは生き残れるかどうかを左右する。

ロスカットをすることが大切。そんなことはほぼ全ての人が知っている。しかし、知っていることと、実際に行動できるかどうかは別の話であり、数値的な結果は天国と地獄だ。いかにして理想的な「損失群」を形成し続けることができるのか、工夫や鍛錬を積まなければいけない。

「X」の始まりは、常にほんの小さな執着から

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どうしてこうなってしまうのか。しかし、何度も大きな損失を経験すると見えてくることがあったりする。その一つは「執着」である。

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緑と青の矢印を置いてみた。

緑矢印の状況を想像してみて欲しい。理想的なロスカットを実行に移すべき瞬間である。

その時アナタは何を感じているだろう。「戻ってくるかも知れない。」「インジケーターを見ると大丈夫のはずだ。」「さっきの負けを取り返したい。」「週末最後のトレードはプラスでスッキリ終えたい。」「今は逆を向いているが、ニュースを見る限り戻ってくるはずだ。」などと感じているのかも知れない。

これら一つ一つの小さな「執着の芽」はロスカットが遅れれば遅れるほど大きくなる。加速度的に巨大化し、青矢印に到達するころには自分の中に妄想の帝国ができ上がり、「執着の芽」は大きなご神木のようになってしまう。

トレードを、個々の「損失直径」をいかに小さく抑えるかのゲームであると考えると。また、巨額な損失の初期に生ずる「執着」を考えると、このゲームはいかにして執着を小さくしていくかのゲームでもある。

執着を断ち切るためにはどうすればいいのか?そんなものは知らん

ではどうすれば、このくだらない「執着」から開放されるのだろう。そんなことは知らない。心の中のお話なので人それぞれに合う工夫があり、訓練するための方法も異なると思う。その時々で自分が必要であると感じることを一生懸命に頑張ればいい。

そうやって生き残る中で、何度も大きな損失を経験し、自分の心の動きに敏感になってきたりする。

僕の場合は「髪の毛を指でクルクルし始める。」・「相場(あるいはそれ以外)についてビッグマウスになる。つまり、口数が極端に増える」というのは「執着」に引っ張られやすい心理状態に陥っているサインだったりする。また、チャートを開くと同時に心がモヤモヤしているのも自覚できたりする。

損失について・・・最後に

損失の捉え方は難しい。個人的には、たまにぶっ飛ばすのも悪いものではないと考えている(程度にもよるが・・・)。なぜなら、大きめの損失を経験して学ぶことが沢山あるからだ。自ら叩いた大きい損失は、どんな良書から得た知識よりも血肉となる。

とはいえ、相場と共に生き残ることが絶対条件であることは言うまでもない。

一つ一つの損失に対して、いい損失なのか、それとも悪癖を伴った反省すべき損失なのかをハッキリしてやらなければいけない。ということは損失の種類が分かるくらいは長生きしなければならない。長生きするためにはロスカットをしなければならない。

よく分からない概念で損失を眺めてみたが、いつも通り「ロスカットしよな!!」という感じで筆を置くことにする。

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ちょっとした反応があると、単純なボクは喜んでしまい、更新頻度とか上がりますw

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